syspiece blog

株式会社システムピース

整理した事

代表の花田です。

早いもので11月。
今月は弊社の決算月ということもあり、今期の良かった点、悪かった点を整理している。
そしてそれを口に出して相手に聞いてもらうことでまた整理出来て、共感してもらい勢いをつけている。
また、違うと言ってもらう事で自分には無い観点を取り入れて再度考えている。


会社は生き物で、変化に対応できる経営者でないとこれから何十年存続させるのは難しいのだろうとよく思う。
今期は、業務システムの提案から保守を行う為に、言葉は少し悪いが御用聞きいわゆる何でも屋として社内受託を行う組織と、システム会社へ技術支援いわゆる常駐で仕事をしてそこから纏まった仕事を取りに行く事を目的とする組織で1年間やってきた。

社内受託の組織は関係者、お客様のご支援で全案件元請けとして、パートナー企業にもご支援頂きながら様々な対応を行う事が出来た。
技術支援の組織は、会社の方針のもと、本人達のやりたい事を優先しながらどういう現場で業務を行ってもらうのかを考えながら進め、また、いつも顔を合わせる訳ではないので会社の一員ということを如何に持ってもらうか、その為の組織を作り進めていた。

御用聞きの組織は元請けで対応してきて、お客様が何を求めているか、何故弊社を選んでくれているのかを考えてみたけど、あぁこれってサービス業なんだなと思った。
あるお客様に、弊社を選んでくれている理由を聞いてみたら、「親身になって相談に乗って対応してくれる」と言ってもらえた。
そっか、今の会社の強みはこれなんだ。確かにそうだ、こちらからこうした方がいいと言うのを喜んでもらえると思って言ってきたなと。

これにより会社の一つの軸がより強くなった気がした。企業を業務システムの観点からサポートする会社で、アプリケーションだけでなく、サーバ、ネットワーク、物理配線、セキュリティ、ホームページなど総合的にサポートさせて頂くことで社会貢献を行い従業員の雇用を守る。しかも大企業ではなく中小企業に提供するのがやりがいは勿論、存続するためにも良いのではないかと。

ただこういう考えになった一方、社内の組織も役割をもっと明確に分けるべきだと思った。
技術支援の組織は、この方向性を一つ考えてもらいながらも、まずは現場の業務に集中できる形にすべきだと。今まで月一帰社という形で、ノウハウを持ち帰ってきてもらい皆で話してもらって、纏まった仕事をするためにはどうしたらいいかという方針で進めていたけど、まずは技術力アップ、そして常駐支援にある業界特有の働きにくさを全員で考え、会社を使って改善することに専念してもらおう。
何故、弊社で働いているのか、入社してくれたのかを考えてみたけど、必ずしも全員が今、業務システムの提案から保守を行ういわゆる受託業務をやりたい訳ではないと思った。

弊社の理念である、社会貢献を行い従業員の雇用を守る。
エンジニアが働きたい会社を目指す。

この理念は間違ってないけど、やり方が今の30名の組織には合わないのだろう。
なので、来期含めて今後は、会社の中にそれぞれにあった規則、仕組み、評価制度を作る。
レックス、時短、在宅勤務の導入。
休暇制度、社内・常駐の評価制度の見直し。
組織毎の運営方法の変更。

やるべき事は沢山。

だから経営は面白い。